「守体性™」から「主体性」へ。大脳生理学から考える自律型人財育成
なぜ「主体的に動いて」と言われても、人は動けないのか
「もっと主体的に動いてほしい」
「自分で考えて行動してほしい」
「指示を待つのではなく、自律的に動いてほしい」
多くの企業が、人材育成においてこうした課題を抱えています。
しかし、本人に「主体性がない」と伝えるだけで、人は主体的に動けるようになるのでしょうか。
私たちは、ここに人材育成の大きなポイントがあると考えています。
人が行動を変えるためには、精神論や根性論だけではなく、「人間の脳と心理がどのように行動に影響するのか」を理解する必要があります。
そこで、ファーストステップの研修では、大脳生理学や人間心理の考え方をベースに、人が「なぜ動けないのか」「なぜ行動を変えられないのか」を紐解いていきます。
「守体性™」という状態から抜け出す
代表の片野泰敬が提唱する独自の考え方の一つが、「守体性から主体性へ」という概念です。
「守体性」とは、責任を避け、波風を立てずに行動する現代社会に蔓延する働き方で、誰かに守ってもらうことを前提として、自分自身で考え、選択し、行動することを避けてしまう状態を指します。
「会社が何とかしてくれる」
「上司が決めてくれる」
「誰かが教えてくれる」
「自分がやらなくても誰かがやってくれる」
こうした考え方が積み重なると、本人に悪気がなくても、次第に「自分で考える」機会が減っていきます。
一方で、主体性とは、
「自分はどうしたいのか」
「自分に何ができるのか」
「自分は何を選択するのか」
と、自分自身に問いかけ、自らの意思で行動することです。
ファーストステップの研修では、この「守体性」から「主体性」への転換を、人材育成の重要なテーマとして扱います。
大脳生理学から「出来ない理由」を考える
人は、頭では「やったほうがいい」と分かっていても、必ずしも行動できるわけではありません。
新しいことに挑戦するとき。
今までのやり方を変えるとき。
失敗する可能性があることに取り組むとき。
人間の脳は、変化に対して慎重に反応します。
だからこそ、「やる気を出そう」「もっと頑張ろう」と精神論だけで働きかけても、一時的な変化で終わってしまうことがあります。
ファーストステップの研修では、大脳生理学や人間心理の視点から、人が行動を起こすまでのメカニズムを考えます。
そして、受講者自身が「自分はなぜ行動できないのか」「何が自分のブレーキになっているのか」に気づくことで、行動を変えるきっかけをつくります。
「自分で導き出した答え」は、行動に繋がりやすい
自律型人材育成において重要なのは、「正しい答えを教えること」ではありません。
自分自身で考え、自分自身で納得し、自分自身で選択することです。
私たちの研修では、講師が一方的に答えを与えるのではなく、問いを通じて受講者自身に考えてもらいます。
「あなたは本当はどうしたいのか」
「今のままで1年後、どうなっていると思うか」
「変わりたいのに変われない理由は何か」
「自分が変われば、周囲にどんな変化が起きるか」
こうした問いを通じて、自分自身の中にある答えを引き出していきます。
自分で考えたからこそ、納得できる。
自分で決めたからこそ、行動できる。
自分で選んだからこそ、責任を持てる。
このプロセスが、主体性と自律性を育てていきます。
一人ひとりの主体性が、組織を変えていく
人材育成の本質は、人を「変える」ことではありません。 人が「自ら変わる」きっかけをつくることです。 一人の社員の主体性が変われば、仕事への向き合い方が変わる。 仕事への向き合い方が変われば、周囲との関係が変わる。 周囲との関係が変われば、チームが変わる。 チームが変われば、組織が変わる。 「守体性から主体性へ」。 それは、単なる研修テーマではありません。 大脳生理学と人間心理の視点から「人が変わるメカニズム」を考え、自ら考え、自ら選び、自ら行動する自律型人材を育てるための、ファーストステップ独自の人材育成の考え方です。 「受けて良かった」ではなく、「受けてからが始まりだった」。 働く大人一人ひとりが、自分の人生と仕事の主人公として歩み始める。 そのきっかけをつくることが、私たちの研修です。
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