新入社員研修に若手講師を選ぶメリットとは?30代・40代講師が在籍する研修会社の育成体制
「新入社員研修は、できれば30代から40代前半の講師にお願いしたい」
企業の人事・教育担当者から、このようなご相談をいただくことがあります。
新入社員と比較的年齢が近く、コミュニケーションを取りやすい講師に登壇してほしい。一方で、若いという理由だけでなく、十分な登壇経験や指導力も求めたい。
こうした条件を満たす講師を探すことに、難しさを感じている担当者もいるのではないでしょうか。
大阪を拠点に企業研修を展開する株式会社ファーストステップには、30代から40代前半の研修講師が多数在籍しています。
さらに、代表が自らの登壇経験をもとに体系化した「研修講師育成講座」を実際に実施し、講師の育成にも取り組んでいます。
本記事では、新入社員研修に若手講師を起用するメリットと注意点、研修講師を選ぶ際のポイント、そしてファーストステップ独自の講師育成体制をご紹介します。
1.新入社員研修で若手講師が求められる理由
新入社員研修では、ビジネスマナーや仕事の基本を伝えるだけでなく、受講者が社会人としての自覚を持ち、自ら考えて行動するきっかけをつくることが重要です。
そのため、研修講師の選定において、受講者との距離感やコミュニケーションの取りやすさを重視する企業もあります。
① 新入社員と比較的近い目線で対話できる
30代から40代前半の講師は、新入社員にとって、社会人としての経験を積みながらも、比較的身近なキャリアの先輩として映る可能性があります。
例えば、仕事で失敗した経験や、上司との関わり方に悩んだ経験などを具体的に伝えることで、受講者が自分自身の将来を想像するきっかけになることが期待できます。
ただし、年齢が近いだけで心理的な距離が縮まるとは限りません。受講者への問いかけ方や反応の受け止め方も重要です。
② 実際の仕事に結びつく経験談を伝えられる
新入社員にとって、社会人としての仕事は未知のことばかりです。
だからこそ、講師が自身の経験を具体的に語ることには意味があります。
「上司への相談が遅れて失敗した」
「自分で考えずに仕事を進め、やり直しになった」
こうした身近な経験談は、単にルールを説明するだけでは伝わりにくい、仕事の本質を考える材料になります。
重要なのは、講師の成功談を聞かせることではありません。
受講者が「自分だったらどうするか」と考えられるように、経験談を教材として活用することです。
③ 一方通行ではない研修を設計できる
新入社員研修では、講師が長時間説明し続けるだけでなく、受講者自身が考え、発言し、実践する機会を設けることが大切です。
例えば、グループワークやケーススタディ、ロールプレイングなどを通じて、仕事の進め方やコミュニケーションを体験的に学ぶ方法があります。
ただし、参加型研修を実施できるかどうかは、講師の年齢ではなく、研修設計力と進行力によって左右されます。
若手講師のメリットを活かすためにも、講師自身の育成が欠かせないのです。
2.新入社員研修の講師は、若ければ良いわけではない
新入社員研修を担当する講師に必要なのは、話しやすさや親しみやすさだけではありません。
企業が研修を実施する目的を理解し、受講者の反応を見ながら、学びを行動につなげる力が求められます。
例えば、受講者の発言が少ないとき、単に場を盛り上げるのではなく、なぜ発言しにくいのかを考え、問いかけ方や進行方法を調整する必要があります。
また、研修中に理解が進んでいない様子が見られれば、説明方法やワークの進め方を変える判断も必要です。
こうした対応には、講師自身の経験だけでなく、適切なフィードバックや実践を通じた成長が重要になります。
企業の人材育成では「教える人材」の確保も課題
厚生労働省の「令和7年度能力開発基本調査」では、能力開発や人材育成に関して何らかの問題があると回答した事業所は80.1%でした。
この数字は若手研修講師の不足を直接示すものではありませんが、企業の人材育成が依然として大きな課題であることを示しています。
人材育成を外部講師に任せる場合も、講師の年齢や知名度だけでなく、研修の目的を理解し、適切に指導できる体制があるかを確認することが重要です。
3.なぜファーストステップには若手講師が集まるのか?
ファーストステップの特徴の一つが、代表自身が40歳という、研修業界の中でも比較的若い世代に属していることです。
代表の片野泰敬は、32歳から研修講師として活動を続け、企業の若手社員、中堅社員、管理職など、幅広い階層の研修に登壇してきました。
その経験を自身の登壇だけに活かすのではなく、次世代の講師育成にも還元しています。
ファーストステップには、30代から40代前半の講師が複数在籍しており、若い世代の講師が企業研修の現場で活躍できる体制づくりに取り組んでいます。
講師を集めるだけでなく、育てる
研修講師は、専門知識や社会人経験があれば、誰でも同じ品質で登壇できるわけではありません。
受講者の反応を見ながら進行を変える力、企業課題を研修内容に落とし込む力、学びを行動につなげる力など、講師として求められる能力は多岐にわたります。
そこでファーストステップでは、代表が現場で培ってきた経験をもとに、「研修講師育成講座」を体系化し、実際に実施しています。
若い講師が在籍していることだけでなく、育成を通じて講師力の向上に取り組んでいることが、ファーストステップの強みです。
4.ファーストステップが実施する「研修講師育成講座」とは?
ファーストステップの研修講師育成講座は、標準カリキュラムで1日7時間×2日間、計14時間のプログラムです。
最大の特徴は、講師が上手に話すことをゴールにしていない点にあります。
講座の根底にある考え方は、「研修をすることを目的とせず、受講生が研修後にどう変わるかから逆算する」というものです。
1日目:研修講師としての在り方と、受講者を引き込む進行力
1日目は、研修講師としての役割を理解し、企業課題を踏まえた研修設計と進行方法を学びます。
主な内容は以下のとおりです。
- 研修の成功を「受講後の変化」で考える
- 企業の要望と本質的な課題を区別する
- 研修冒頭30分で受講者を引き込む
- 自身の経験談や失敗談を教材として活用する
- 問いかけを通じて受講者の自問自答を促す
- 受講者の反応に合わせて進行を柔軟に調整する
特に重視しているのが、講師が一方的に説明するのではなく、受講者自身に考えてもらう進行です。
研修テキストの順番を守ることだけにとらわれず、受講者の理解を優先する考え方を学びます。
2日目:模擬登壇・フィードバック・改善・再登壇
2日目は、研修後の行動変容につながる設計と、講師自身の改善力を重点的に扱います。
主な内容は以下のとおりです。
- 研修後のアクションプランの設計
- 受講者の学びを職場での行動につなげる方法
- フィードバックを受け止め、伝え方を改善する方法
- 模擬登壇と相互フィードバック
- 指摘を踏まえた研修構成・問いかけの修正
- 改善後の再登壇
- 次回登壇に向けた個別の改善行動の設定
中でも重要なのが、模擬登壇 → フィードバック → 改善 → 再登壇という実践の流れです。
一度登壇して終わりではなく、自分の課題を認識し、修正した内容を再び実践する機会を設けています。
また、講師全員を同じ話し方にするのではなく、それぞれの個性を活かしながら、研修目的に沿った進行力を高めることを目指しています。
5.研修講師の育成が、新入社員研修の品質につながる理由
研修の品質を考える際には、講師の話し方だけでなく、研修設計や受講者への働きかけ、研修後の職場環境まで視野に入れる必要があります。
組織における研修の科学的知見を整理したSalasらの2012年の研究レビューでは、効果的な研修を実現するためには、研修を単発のイベントではなく、準備・実施・事後の取り組みを含む仕組みとして考える重要性が論じられています。
また、BaldwinとFordによる1988年の研究レビューでは、研修で学んだ内容を職場で活用する「研修転移」に関して、受講者の特性、研修設計、職場環境が重要な検討要因として整理されています。
これらの研究は、若手講師の方が優れていることを示すものではありません。
一方で、研修の成果を考える際に、講師個人の話術だけでなく、研修設計や職場での実践まで含めて考える必要があることを示しています。
ファーストステップが講師育成で重視する「受講後の変化から逆算する」という考え方も、こうした研修効果の捉え方と方向性を共有しています。
参考文献:
- Salas et al. (2012), The Science of Training and Development in Organizations
- Baldwin & Ford (1988), Transfer of Training: A Review and Directions for Future Research
6.新入社員研修の講師選びで確認したい5つのポイント
2027年春の新入社員研修を検討する際には、次の5つを確認することをおすすめします。
① 新入社員とのコミュニケーションを大切にしているか
受講者が質問や発言をしやすい進行を設計できるか。
② 企業の課題や研修目的を理解しているか
ビジネスマナーの習得だけでなく、自社が新入社員に期待する行動まで把握しているか。
③ 体験型の学習を取り入れているか
ケーススタディやロールプレイングなど、受講者自身が考えて実践する機会があるか。
④ 講師の育成や品質向上に取り組んでいるか
講師の経験だけに依存せず、模擬登壇やフィードバックなどの育成体制があるか。
⑤ 配属後の行動変容まで見据えているか
研修当日の満足度だけでなく、職場での実践や振り返りにつながる内容になっているか。
講師の年齢は選定要素の一つですが、それだけで判断せず、研修の目的や対象者に合った講師を選ぶことが重要です。
7.2027年春の新入社員研修をご検討の企業様へ
ファーストステップでは、大阪を拠点に、企業の課題や対象者に応じた研修を提供しています。
30代から40代前半の講師が複数在籍し、代表自身の登壇経験をもとにした研修講師育成講座も実施しています。
新入社員研修では、社会人として必要な基礎を学ぶだけでなく、「指示を待つのではなく、自ら考えて行動する」という主体性の醸成を大切にしています。
また、研修後の行動計画やフォローアップなど、職場での実践につなげる研修設計にも対応しています。
「新入社員に近い目線で話せる講師を探している」
「若手講師にお願いしたいが、研修品質も重視したい」
「ビジネスマナーだけでなく、主体性を育てる研修を実施したい」
このようなご要望をお持ちの企業様は、ぜひファーストステップへご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q1.新入社員研修は若手講師の方が良いのでしょうか?
必ずしもそうとは限りません。若手講師には受講者との距離感や身近な経験談を活かせる可能性がありますが、研修品質は年齢だけでは決まりません。登壇経験、研修設計力、進行力などを総合的に確認することが重要です。
Q2.ファーストステップには30代の研修講師が在籍していますか?
はい。ファーストステップには、30代から40代前半の研修講師が多数在籍しています。講師の育成にも取り組んでおり、研修目的や対象者に応じた講師のご提案を行っています。
Q3.若手講師の育成はどのように行っていますか?
ファーストステップでは、標準14時間の研修講師育成講座を実施しています。企業課題の理解、研修設計、問いかけ、模擬登壇、フィードバック、改善、再登壇などを通じて講師力の向上を図っています。
Q4.大阪以外でも新入社員研修を依頼できますか?
ファーストステップは大阪を拠点に企業研修を展開していますが、大阪以外での実施についても、開催場所や研修内容などの条件を確認したうえで全国対応可能です。
Q5.新入社員研修で主体性を育てることはできますか?
研修は、受講者が自分自身の仕事への向き合い方を考え、主体的な行動を始めるきっかけになります。ただし、研修だけで行動変容が保証されるわけではありません。配属後の実践や上司による支援、振り返りも重要です。
まとめ|若手講師の在籍だけでなく、育成体制まで確認する
新入社員研修の講師選びでは、年齢や知名度だけでなく、企業課題への理解、研修設計力、受講者への関わり方、講師育成体制などを総合的に確認することが重要です。
ファーストステップには、30代から40代前半の講師が複数在籍しています。
そして、40歳の代表が32歳から培ってきた研修講師としての経験を、次世代の講師育成にも活かしています。
若い講師がいるだけではない。若い講師を育てる仕組みがある。
これからもファーストステップは、講師の育成と研修品質の向上に取り組みながら、新入社員一人ひとりが主体的に成長するための研修を提供してまいります。
働く大人を元気にする。
その第一歩を、新入社員研修から。
CONTACT お問い合わせ
ご相談・ご依頼・お仕事のご相談など、
お気軽にご連絡ください。